TwinDrag?Tech

td_top.jpg

今までの世の中のほとんどのリールは、スプールの片側のみにドラッグを適用していました。
ドラグ力をアップするため、ドラグワッシャーの枚数を増やしたり、ワッシャーの素材を強化、或いは圧力のかかる面積を増やすなど、色々な工夫が施されてきました。
しかしながら、ドラグ力は上がったが滑り出しが悪かったり、スムーズな滑り出しを実現するには、最大ドラグ力の限界があったりと、アングラーのみならず、開発者も頭を悩ませていたのが事実ではないでしょうか?
例えは簡単です。想像してみてください。
ブレーキが片側の車輪にのみに施されている状態で車を止めようとしています。
もしも横滑りした場合、そのような一方的なシステムは、可動部分に大きな不均衡を作成し、不規則な圧力を作成して途中でブレーキ粉が出ます。カーボンドラグワッシャー採用のリールで、このような経験をされたアングラーも多いのではないでしょうか?
この問題を解決できるのが、アキュレート(米国)特許取得済みの、TwinDrag™Techなのです。
ツインドラグシステムでは、スプールの両側に等しい圧力をかけることにより、ドラグ力の効率化を考えています。ベアリングやスプールシャフトは、よりバランスの取れた負荷を受け、強力にパワーを伝達しスムーズなドラグ滑り出しを実現します。またデュアルドラグというシステムデザインはドラッグの放熱をも兼ねています。考え方はいたって単純明快。比較をすればすぐにわかります。
例えば20ポンドでテストを行う場合、シングルドラグリールとTwinDrag™リールに同じドラグ力を設定したとします。魚がかかった場合、当たり前ですが、どちらのリールのドラグにも同じ20ポンドの力がかかります。TwinDrag™のリールはドラグが両側に配置される事で、 単純に片側には半分だけのパワーがかかります。シングルドラグリールは、リールのスプールの片側にそのドラグテンションをすべてまかなう為に、不均一で過大な熱が発生し、さらにぎくしゃくした感触がでます。
滑り出し・パワー・均等性・部品への負担。。。これらすべてをTwinDrag™Techで解決することができるのです。あなたも、是非、そのドラグ性能を体感して、「今までとれなかった魚」をゲットしてください!

TwinDrag™Tech各部概要

td_A_jp.jpgA.スプールの左側

大口径のカーボンワッシャーを採用
ドラグ力の最大量を得るために設計上ぎりぎりまで直径を最大化しました。

 

 

 

td_B_jp.jpgB.スプールの右側

左側と同サイズの大口径のカーボンワッシャーを採用
ドラグ力の最大量を得るために設計上ぎりぎりまで直径を最大化しました
左右同じサイズのドラグワッシャーはTwinDrag™Techの不可欠なアイテムです。

 

 

td_CD_jp.jpg

C.レバードラグパーツ

フリースプール位置から、ストライクの位置にレバーを押し上げると、プリセットがカムトラックに沿って乗っかります。カムトラックは斜めにテーパーを持っており、ドラグレバーを動かしたときにこのテーパーに沿ってプリセットのピンを起こし、動作させます。この動きは「万力」と同じような動きです。

D.ドラグシステムとスプールのイメージ

大口径のドラグワッシャーの力を最大限に引き出すために、フリクションワッシャーも大口径のチタン製のワッシャーを採用。ツインドラグシステムの不可欠なアイテムです。
ツインドラグシステムはまさに自動車の車輪のディスクブレーキのようなもので、スプールは自動車のブレーキローター部分、チタンドラグワッシャーはブレーキパッド部分と同じ役割を果たします。